私は、こなみ と申します。
このページは、
依存症にかかわる方たちに
届いてほしくて
書きつづったものです。
誰にも言えない過去のこと
誰にも言えないことや、
自分でかかえこんでいること。
誰かに話してみませんか?
同じように悩んでいる誰かがいたり
受け止めてくれる場所が、
必ずあります。
依存症
やめたいのに やめられない
あなたご自身が依存症であったり
あなたが依存症の方のご家族であったり
わたしたちは、
依存症というキーワードで
つながっています。
自分を 家族を、
受け入れられない かもしれません。
でも、ここでは
ありのままのあなたで いいんです。
あなたは、あなたです。
ひとりの人として、存在しています。
現実から逃げたい
現実から逃げてしまいたい。
どうしようもない自分を
恥ずかしく思ったり
イライラしたり。
どうして私がこんなめに。
こんなはずじゃなかった。
悩んでいるのは
あなたひとりでは、ありません。
依存症とは?
「依存症」は、
誰にでもなる可能性があります。
完治するのはむずかしいですが、
回復可能な病気です。
意志が弱い人がなるとか、
治らないといったイメージは誤解です。
人は何かを支えに、
がんばって生きています。
仕事帰りの一杯が楽しみだったり、
買い物をしてリフレッシュしたり。
でも、何かひとつにのめり込み過ぎたり、
頼り過ぎたりして、
日常生活に支障がでてくると要注意です。
やめたくても やめられない
ほどほどにできない
自分では
コントロールできない状態になると
『依存症』が疑われます。
予兆のサインはありました
まさか、自分が。
まさか、主人が。
まさか、わが子が。
まさか、お母さんが。
まさか、まさか、まさか。
そのまさか、は
誰にでも起こりうることです。
どうして依存症になるの?
『意志が弱いから』ではありません。
意志の力や精神力では、
行動をコントロールできなくなる
「脳の病気」です。
「気落ちがいい」
「ストレス解消になる」
「嫌なことが忘れられる」
といった喜びや快楽がともなう行為。
例えば、アルコールやギャンブル、薬物。
おいしいものを食べる時や、
ゲームをする時なども。
喜びや快楽をともなう行為をするとき。
脳の中では、報酬系という神経回路が刺激されています。
「あ~気持ちいい。」
「あ~楽しい。」
「あ~スッキリした。」
この感覚を、脳がごほうびと認識すると、
そのごほうびを求めてる回路ができあがります。
繰り返し続けると
「またやりたい」
「またやりたい」と
脳がごほうびを求めて、
エスカレートしていきます。
生きていく中で、いろいろな趣味や嗜好、
習慣などを試しているうち、
たまたま自分にピッタリくるものに
ハマってしまった。
そして、
自分の意志でコントロールするのが、
とても困難な状態にまで
陥ってしまう、、、。
最初から「依存しよう」
と思ってなるものではなく、
なりたくてなっているわけでもありません。
誰にでもなる可能性がある、病気です。
ハマってしまうもの、コト。
一回すると即アウト。
犯罪になるものもあれば、
ほどほどなら
良しとされるものまで、
ハマるものは、いろいろとあります。
依存症は治らない?
依存症は完治しない病気で、
脳が依存症になる前の状態に戻ることは
むずかしいと言われています。
ハマりすぎて、
依存症レベルで感じた快感を
脳は、覚えているのです。
街中に、ネット上に、
あの時の快感を思い出させる誘惑が
あふれています。
でも、回復できる病気です。
繰り返してしまう依存
有名人がまた
同じ過ちで捕まったとのニュース。
やめられないんだな、と感じる人。
何でやめられないの?と感じる人。
『やめたいけど やめられない』
依存は、
順調に回復するわけではありません。
繰り返すことも
めずらしくありません。
時間もかかります。
でも、決して平坦な道ではなくても
回復をめざせます。
回復したい、という気持ちがあれば。
回復をめざすには
ひとりでかかえこまないで
もうかかえこんでしまってる
もうひとりぼっちだよ
という方も
多いと思います。
もうどうしようもない
と思っている方は、
どうしようもないんだということを
話してください。
思い悩んでいることを
誰かに相談することが
回復へのスタートです。
「相談」というと
身構えてしまうかもしれません。
自分の思いをつぶやくだけでも、
同じような経験をしている人の
話をきくだけでも
いいんです。
ーーーご本人の方へーーー
自分ひとりの力でやめれる、
まだなんとかなる。
自分の意志や
気落ちだけでどうにかしたい思いは
よくわかります。
でも、なかなかむずかしいです、、、。
やめようと思えること、
どうしてやめられないんだろう
と思えることは、
すばらしいことです。
自分の中に芽生えた気づきを
大切に。
依存症は、病気です。
あなたご自身もつらいですが、
まわりの人も困ったり
つらい思いをしています。
依存症は、誰もがなりうる病気です。
ひとりでなんとかしようと
閉じこもらないでほしいです。
ーーーご家族やまわりの方へーーー
わたしが手伝ったら、
この人は変わるんじゃないか。
わたしが我慢したら、
なんとかなるかも。
どうしてうちの主人が。
うちの子が、、、。
わたしのお父さん、お母さんが、、、。
つかれますよね。
悲しかったり
腹がたったり。
でも、手伝ってはいけません。
借金を返済したり
酔いつぶれた人の介抱をしたり
手伝うことで、
一時的にはどうにかなったとしても
繰り返されます。
叱りつけたり
泣きながらやめてと、懇願したり
わかってくれたように思えても、
繰り返されます。
暴力や支配からは
逃げてください。
ひとりでなんとかしようと
思わないでほしいのです。
話しにくい内容だということは
わかります。
でも、相談できるところは
あります。
共依存はやめて
のちに、
依存症のセミナーや
家族会に参加して、
「共依存」という言葉を知りました。
わたしが共依存になってはいけない。
わたしは私の人生に
楽しみを見つけていいのだと思えた時。
義姉がわたしに三万円を渡した意味が、
ようやく理解できました。
理解するには、約6年かかりました。
底つき体験からの回復
「僕にとってのどん底は、捕まって、
警察署でひとりで2日間、過ごした時やなぁ。」
助けをかりてください
相談できるところが、あります。
話しをきいたり、
話したりできるところが、あります。
あなたは
決して、ひとりではありません。
自分の正直な気持ちを話せる場所が
あります。
正直に話せる場所とは、
依存症について
本音を話せる場所のことです。
「やめられない」
「病院に行くのがこわい」
「やめたくない」
「またやってしまった」
「家族にバレた」
「捕まるかも、、」
「やめてるけど辛い」
「どうしたらいいんだろう」
『何度も言ったのに』
『こんなことを周りに知られたら、、』
『みっともない』
『私がもっとこうしていれば、、』
『あの人のせいで人生を狂わされた』
本当の気持ちを打ち明けても、
責められたり叱られたりしない。
ありのままを受け止めてもらえる。
「安全な場所」のことです。
相談できるところ
回復しつづけるために
「やめ続ける」ことは簡単ではありません。
回復をつづけるためには、
自助グループの存在が大きい、と
多くの回復者が言われています。
自助グループには、仲間がいます。
仲間の回復者に出会うことで、
自分の回復を信じることができます。
安心して本音を話せる 自分の居場所がある。
居場所を見つけて
つながりつづけましょう。
いくつか逃げ場をつくっておく
できれば、自助グループはかけもちで
参加しておくといいと思います。
しばらく通っていると、
自助グループのカラーというか
雰囲気というのがわかってきます。
その自助グループの雰囲気が
自分にあっていたらいいのですが。
自分にはあわないな、
何だか居心地がわるくなってきた、、、と
感じることがあるかもしれません。
行きたくないな、
という気持ちが起こった時。
自助グループに行くのを
プツッとやめてしまうのはとても危険です。
かけもちで自助グループに参加していると
こっちが合わないなら、あっちに行こうかな。
途切れることなく、
どこかとつながっていることが
とても大切です。
「そんなこといわれても、
自助グループがあまりない」
自助グループによっては、
例えば、薬物依存のグループであっても
盗癖の方も参加OKなところがあります。
自分は〇〇依存だけど参加可能かどうか、
問い合わせてみるといいですよ。
「そんなこといわれても、
通えるところにない」
大丈夫です。
コロナの流行によって、
オンラインでの自助グループが できてきています。
また、LINEのオープンチャットにも
依存症に関する
いくつかのグループがあります。
ほかの趣味にハマる
ハマりすぎたらまずいですが、
ほかの趣味をみつけるのも ひとつの方法です。
楽しいと思える時間、
夢中になれる時間をつくってみましょう。
依存症の回復は、
もとの生活にもどることを目標にするのでは
ありません。
新しい人生を歩んでいく
そんなイメージです。
オンライン相談できるココナラ
オンラインで相談できる
『ココナラ』 というサービスがあります。
専門家や回復者の方、
現在も依存症の方など、
たくさんの人が相談相手(出品者)として
登録しています。
わたしたちは、
24時間どこからでも
電話相談することができます。
ココナラは、依存症に限らず
恋愛相談やただの愚痴きき、
発達障害やHSPなど
誰にも言えずにいたことを、
話せて、そして受け止めてもらえる場所です。
ただし無料ではありません。
相談料は1分100円〜。アプリで通話の場合は通話料無料です。
電話で通話の場合は、通話料20円/分が加算されます。
試しに話してみたいな
無料ですませたいなという方にむけて、
タイマーで時間をはかってくれる
出品者さんもいます。
有料なのに、わたしがあえて
ココナラを紹介するのは、
あなたご自身が出品者となることも
可能だからです。
自分はダメなやつだ、、
わたしは悩んで苦しい毎日です、、
あなたと同じような思いで、
あなたと話すことで気持ちがやわらぐ人が
どこかにいるでしょう。
ココナラでは、
相談する側でもいられるし、
相談される側になることもできます。
あなたが誰かの役に立てるのです。
もし、ご利用の場合には、
「キーワード検索」ができます。
"依存症"や”回復”といったキーワードで
検索してみてくださいね。
最後に
ここまで、読んでいただきまして
本当にありがとうございました。
わたしは、
自分の気持ちをこのページに書くことで、
そして
あなたに読んでもらえたと思えることで
救われています。
みなさまに感謝いたします。
あなたの未来に
小さな幸せが たくさんありますように。
こなみ